ツーロックでも安心できない?錠前の故障時は、まず、鍵屋さんを呼んでください

弊社と付き合いのある建築業者様の社長の家で、ピッキングによる家屋侵入がありました。

侵入犯罪者に気が付いた家の人が、悲鳴をあげたため犯人は逃げ出し、物的・人的な被害は無かったことだけが、不幸中の幸いでした。
社長様の家は、警察等も推奨している「ワンドア・ツーロック」という一つの扉に二つの鍵を付ける事を実践していたにも関わらず、わずかな時間でピッキング被害にあったようです。

なぜでしょうか?

社長様は奥様と娘さんの3人家族です。
ある日、社長様の自宅駐車場に停めていた仕事用の車から、仕事で使う工具類が盗まれる車上荒らしがありました。
思えば、この時点で、侵入犯罪者から目を付けられていたようです。
別の日の早朝、仕事に出かけようとした社長さんが、扉についている2つの錠のうち、一つの錠の鍵穴に接着剤のようなものを埋められるというイタズラに気が付きました。
しかし、早朝でもあり、また、仕事があり、鍵はもう一つあるので、そのまま仕事に向かいました。
また、奥様も朝からパートの仕事があるため、出ていきました。
娘さんは体調不良のため、家で横になっていました。

奥様が家を出てから5分ほどで、玄関のドアからガチャガチャと音がしました。
娘さんは誰か帰ってきたのか思ったのですが、なんとなく不審に思い、玄関に向かうと、見たこともない男が立っていたそうです。
ビックリした娘さんは悲鳴をあげると、男は何もする事無く逃げ去りました。
もし、娘さんに何か危害を加えられ、、、と、思うと恐ろしいです。

後から考えると、車上荒らしの時点で、社長様宅に何かスキがあると、犯人に思われていた。
社長様、奥様が外出してから、わずかな時間で侵入してきた事から、生活パターンを観察されていた。
鍵穴のイタズラは、2ロックのうち、一つを潰す事で、侵入を早くするための行為だった。
など、色々考えられます。

もし、鍵にイタズラをされた場合、速やかに鍵屋さんに連絡をしてください。
自宅に居るから大丈夫、などと考えてはいけません。