防犯の基本は「整理整頓」から

空き巣犯の手口の単純化・凶悪化が進んでいる昨今、その対策のために、CP規格錠のような耐久性の高い錠や、ハイテク化した鍵など、さまざまな鍵があります。
しかし、そういった強力な鍵をつける事と同じくらい、大切な事があります。
それは、整理整頓です。

例えば、玄関先やベランダ等、外が見える所に、雑誌や不要になった物を無造作に置いているということはないでしょうか?
空き巣犯がこれを見たとき、その雑誌から、その家の家族構成を類推するかもしれません。
比較的狭い家等で、若い女性が読むような雑誌が置かれていれば、女性の一人暮らしという事が分かります。
また、そういった物は、居住者の趣味や年代までも推理する事が可能です。
パソコンやテレビの外箱などが置かれていると、そういったものを最近買ったのだということが分かります。
空き巣犯というのは、そういった前情報が分かるだけでも、安心して犯行におよぶのではないでしょうか?

また、空き巣以外でも、放火魔のターゲットにあう可能性もあります。
放火魔は、放火したい衝動に駆られると、燃えるものを手当たり次第に放火していくともいいます。
そういった意味でも、自宅前に不要な物を置かないようにしましょう。

室内の整理整頓も大切です。
室内がゴチャゴチャになっていると、空き巣に入られて、物を取られた事に気が付かない可能性もあります。
そうなってしまっては、被害届すら出すことが出来ません。

普段からの「整理整頓」 これはタダで出来る防犯対策なので、是非、行うようにしてください。